上部消化管内視鏡検査(以下、胃カメラ検査)は、直径6mmほどの細い管を鼻もしくは口から挿入し、食道・胃・十二指腸(球部)を詳細に観察する検査です。逆流性食道炎、胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、ポリープ、がん等の診断をすることができます。胃カメラ検査を少しでも楽に受けていただくために、当院では経鼻内視鏡検査を積極的に行っています。また、鎮静下(眠ったようなぼーっとした状態)での検査も可能です。
※鎮静薬を使用した検査を希望される方は、検査当日の自動車・自転車での来院は控えてください。
大腸内視鏡検査は、長さ約130cmの大腸用内視鏡を肛門から大腸内に挿入し、盲腸あるいは回腸末端まで挿入していきます。内視鏡を抜きながら大腸の中を上行結腸→横行結腸→下行結腸→S状結腸→直腸→肛門の順に詳しく観察します。大腸ポリープ・大腸癌・炎症性腸疾患といった大腸に見られる病気を発見することができます。鎮静下(眠ったようなぼーっとした状態)での検査も可能です。
※鎮静薬を使用した検査を希望される方は、検査当日の自動車・自転車での来院は控えてください。
血液、尿、便、尿素呼気試験いずれも当院にて可能です。ただし、ピロリ菌の検査は保険適応と自費診療に分かれます。
保険適応となる疾患
1.内視鏡検査又は造影検査において胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の確定診断がなされた患者さま
2.胃MALTリンパ腫の患者さま
3.特発性血小板減少性紫斑病の患者さま
4.早期胃癌に対する内視鏡的治療後の患者さま
5.内視鏡検査において胃炎の確定診断がなされた患者さま など
自費診療
上記に該当しない方は全額自己負担となりますのでご了承下さい。
体の表面から超音波をあてて、内臓や血管の状態などをみる検査です。X線検査やCT検査のように放射線被爆の心配がなく、苦痛のほぼない安全な検査です。
腹部
肝臓、胆のう、膵臓、腎臓、脾臓、腸管、前立腺、膀胱を見ることができます。
脂肪肝、胆石、腎結石をはじめ、肝臓・胆のう・膵臓・腎臓の腫瘍や前立腺肥大、腹部大動脈瘤などの発見が可能です。
心臓
心臓の動き、心臓弁の状態を観察します。心不全や心臓弁脈症、心筋梗塞の発見に有用です。
頸動脈
首から脳に向けて走行する頸動脈を観察します。動脈壁の石灰化や血管壁に付着するプラークや血管の狭窄等を観察し、動脈硬化の程度を評価します。脳梗塞や心筋梗塞になりやすさの予測に役立てます。
甲状腺
甲状腺の腫れている場合、甲状腺ホルモンの異常がある場合に施行し、甲状腺腫瘍や甲状腺腫の発見や経過観察に有用です。
婦人科(経腟)
婦人科診察同様に経腟にて子宮、卵巣を観察します。子宮筋腫、子宮体癌、卵巣腫瘍、卵巣嚢腫などの発見や経過観察に有用です。